sunaowamuteki’s blog

フザケたり真面目に幸福を追求したりロマンを大切にしたりしながら生きてる日常。


一家に一冊オススメ本

競争優位の戦略 M.E.ポーター著

今回は、経済の本です。

…って、前回の書籍の紹介記事が昨年の11月5日なので「今回は」なんて言い方は…ねぇ?

 

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本文が536ページ

7800円。

あ、ここで記事読むのやめないで。(;^ω^)

 

この本、夫の書棚から拝借したもので、私が自分で買ったんじゃありません

たぶん、私が本屋さんでこの本を手に取ってみたところで、この値段や中身が自分にふさわしいとは思えず、パラパラッと立ち読みぐらいがせいぜいで終わってたハズです。

 

一時、ピケティが流行ったけど。

「その本を持ってる」というだけで意識高い系を気取るのに役立つイメージも無きにしも非ずの雰囲気が世間にあったのを感じておりましたけれど。でも、あの本を「難しくて読めなかった」って言ってる人が多いっていわれてましたけどそうなんですか?←何を誰に聞いてるねん?

詳しくは覚えてないのですが、当時ピケティが語ってた日本経済の問題点、印象にまるで残ってなくて「めっちゃオーソドックスなフランス男」というイメージだけがやけに濃く残ってます。実際、私のアタマで理解できる範疇でもないんですが。いったい何を言いたいのだ?

 

それに比べたらこの「競争優位の戦略」は、すごく「親切な本」の印象です。

7800円の価値あると思う。

 

すでにある一方をけなしてから、自分のオススメを語るなんてちょっと「選挙の街頭演説」みたいなカンジになってしまって悪いのですが。そこは当ブログ主がアタマも性格も悪いからだという事でシャッと流してクダサイ。

 

 

著者

著者 マイケル・E・ポーター

1973年に、ハーバード大学で経済学博士を受け、ハーバード・ビジネススクールで講師を務め、1982年に30代で正教授になる。

前著「競争の戦略」がアメリカでベストセラーになり、第一級の企業戦略家として名実共に№1の存在。

世界の一流企業のコンサルタントとして活躍し、「ウォール・ストリート・ジャーナル」の客員コラムニストも務めている。

 

…というコトが、裏表紙をめくったら書いてある。オイ。

 

日本で1985年12月に第1刷発行で、手元のこの本は2017年7月の第40刷発行のもの。

ベストセラーですネ。7800円もするのに…。

 

内容と感想

本のタイトルになっている「競争優位」という言葉が、経済学を知らない人(私も含め)にとっては、よく言う「生き馬の目を抜く」ようなのをイメージしてしまいがちです。

そんな、何も知らない私でも、この本を開いて10行も読めばこのマイケル・E・ポーターという人が実に「優しい人」であるのを感じ取れました。

 

内容については膨大な中身であるため私みたいな無学な人間にはピンポイントで抜粋して紹介なんかできないので、この本を訳した「土岐坤(ときまもる)」という方が書いた「訳者あとがき」の一部を抜粋します。

 

 会社が成功するか失敗するかの決め手は「競争優位」である、業界リーダーになるということは、原因ではなくて、競争優位の結果なのである。市場シェアの確保と拡大が経営戦略のカナメだとよくいわれるが、市場シェアは競争にとって重要ではない。重要なのは、競争優位―持続力のある競争優位なのである。

 基本的に、競争優位というものは、会社が買い手のためにつくり出すことのできる価値(バリュー)から生まれる。競争優位には二つのタイプがある。コスト・リーダーシップと差別化がそれである。競争優位を確保し維持するために、この二つの基本戦略を選び実行する方法を詳細に述べたのがこの本である。

 

「決して読みやすい本ではない」と、著者本人も訳者も言っていますが、経済活動に翻弄され生きる人々に対する慈愛と、自身のロマンを根底に持ち、真摯な態度でもって一切の手を抜くことなく編まれた「人間味あふれる経済書」だという印象を私は持ちました。

 

人はみんな、心のどこかですでに「何が理想なのか」「何が正しいのか」というコトを知っている。

だけど、フワッとしたその「何か」は体系付けられてはっきりとした形で示されなければ、確実に実現していくことって不可能なのだ。

 

これは経済というカテゴリにかかわらず。すべてにおいて。

 

その「体系付ける」というコトを出来る人間がなかなか出てこないのだ。

 

この「競争優位の戦略」を読み進めていくと、まさに「現代の経済学を体系付けたバイブル」なのではないかと思えてきます。

 

余談ですが、「この本だけさあ、1年から2年ぐらいかけてじっくり勉強してモノにしたら、大学の経済学部を出たんと同じ値打ち十分にあるんちゃう?」と生意気にもソレ出身の我が夫に聞いてみたら、「そうやと思うよ」と、アッサリ。

 

ベストセラー本って「ラクして稼ぐ」とか「ラクして学ぶ」とか「カンタンに人の心理がわかる」とか、とにかくそういう「要点をカジって終わり」みたいなのが多いけど、それはそれで別に全然イイとは思うんやけど。

 

ホンマに「自分の身に付けたい」と思って読む「経済書」は、絶対にこの1冊は買って読んでみるべきと思えるおススメの本です。

 

それと、ベストセラーなだけあって「〇〇とは!」みたいな、この本の「解説」WEBページがいくつかネット上に存在してますがそれはオススメしません。

 

「本」は他人の「まとめ」をアテにするのではなく、自分で読み込んでこそ落とし込みされるものだと思うし。
自分が「まとめ」を書くのはイイとして、他の人の「まとめ」をアテにするのは自分のためにはなりません。ドラクエはいつも他人の「まとめ」に頼ってプレイしてますケドね…。(-_-;)



「本」って、イイよね。

「本」というものの存在そのものが。

一冊の「本」の前では、みんなが平等なんだもの。

政治家も学者も経営者も平社員もフリーターも専業主婦も、ヒッキーも金持ちも貧乏人も子供も、私のような中卒で病弱なパニック障害持ちも。
肩書やバックグラウンドによって「読んでイイ本。イケない本」なんて、決まりはないんだもんね。あ、成人誌はお子ちゃまはイカンけど。

だからこそ、悪い権力者が「焚書」とかする歴史があったぐらい。

「本」って、本当に有難い。「本」ってスバラシイ。「本」は人を変える力を持ってる。 

本の紹介というより、自分の思いばかり書いてしまいました(;^ω^)が、…イイよね。
個人ブログなんだから。エエのか?

 

最後に、この「競争優位の戦略」の前著「競争の戦略」が、この著者の処女作ですが、本気で勉強する人は、セットでの購入をおススメします。(*‘ω‘ *)