sunaowamuteki’s blog

与えられたものに目を向けて生きる。思索好きの天邪鬼。

                          

天然スパで☆マナー以前のご老人の御振舞

「それって、常識やで!」

夫から、年に一回は言われている気がする。私も、夫に言っている気がする。

 

お互いにそれを言う程度には、普段から気を付けて生活しているつもりでいる。

 

とは言え・・・「マナー」の名のもとにやや生きづらさを感じる事もあるから、

それにうるさい人には決してなりたくないが・・・

 

一昨日、私は生まれて初めて赤の他人しかも目上の人に注意をした

 

場所は、入浴のみで千円以上する安くはない某天然温泉スパでの事。

家のすぐ近くに600円の天然スパがあるけど、そこには行かずに車で20分程の

そこへ、夫に休日に連れて行ってもらう。寛げるし、泉質も良い。

 

何があったのか結論から言うと、脱衣所で私のロッカーのふたつ横で70歳前後の

女性が、肌着に着替えた後に丸椅子を自分のロッカーの前に持ってきて座り、

そこで爪を切っていた。

普段、私は他人に関心がなく(たまにそれを友人に指摘される)人をじっと見る

ことは無いんやけど、狭いロッカー前のことお互いに気を使い合う場なので意識

する。

そんな状況のすぐ横で「パチッ、パチッ」って音がしたらさすがに「ん?」と

凝視した。

 

その足元にゴミ箱もなく、切った爪はそのまま床へ・・・。

 

そんな事をしている当人のその心根と、切った爪を素足で踏むであろう他の客に

対する同情の気持ちから、私に迷いはなかった。

 

「おばあちゃん、そこで爪切ったらほかの人が踏むかも知れへんけど、ええのん?」

自然と優しい口調で、ハッキリと言葉が出た。

その方は一瞬、手を止めて私を見上げて

「爪が割れたから・・・」

と言ってちょっと手を上げて見せたが、私はさらに

「それ、ほかの人が踏んだら痛いでぇ」と。

 

残りの指の爪も切りたそうな様子ではあったが、さすがにやりにくそうになっていた。これ以上、言う必要は無い。

私はパンツとキャミを着てロッカーにカギをし、ドライヤーが設置してある長鏡台

へ移動した。

 

髪を乾かして戻ったら、もうその方はいなかった。私は近くにいたスパの従業員を

呼び止めて小声で事情を伝えて、その場を掃除してもらった。

 

私が小さい頃、「マナー」なんて言葉は聞いたこと無かった。電車内にタバコの

吸い殻が落ちていたし、どこでもタン吐くジジイもいたし、犬の放し飼いや散歩の

フンも道にそのままだしゴミもよく落ちていたと思う。

お風呂が無い家も結構あって、銭湯の利用者が多く私も親と一緒によく行っていた

し、最初の一人暮らしのアパートは風呂無しだったので、銭湯は常連だった。

お風呂上りの体そのままで走り出てくる子供がいたら、何人かいるオバちゃんの

うちの誰かが「あ~あ、拭かんと出たら足元がもうビチョビチョやがな」と諭して

いた。

 

その時代は、はあ・・・私もこのセリフを言うようになってしまった)マナー

なんていう気取った認識などみんな持ってなかったけど、もし誰かがやっては

いけない事をしていたら年配のオバちゃんやオッちゃんが「アンタ、そんなん

したらアカンがな」と普通に注意していたんやけどな・・・。

 

マナーという言葉自体には、老若男女問わずやや敏感になっているようなのに、

今回の出来事以外にも大人の非常識をやたらと目にしてしまいそれがちょっと

ストレスになっている。

 

誰か、これに救いのあるオチを付けてください。お願い。

 

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